2024年

2024年

大晦日です。

今年の12月は2日くらいしかなかったんじゃなかろうかというほど速く過ぎ去りました。

11月末にサリクスのカンタータ公演が終わって、気がついたら年が終わろうとしています。

12月はほんと自分でも驚くほどぼーっとしていました。

サリクスを始めたころは、公演の半年前からプレッシャーで鬱、公演の半年後まで燃え尽きて鬱、ようするに1年中鬱でした。

さすがに今はそういう状態は全然ないのですが、とはいえ今回の公演はごっつい大きい公演だったので。


ヘクサコルドWS

今年はいろいろありましたが、多分一番時間を割いたのはヘクサコルドWSだと思います。

数えたら112コマ、1コマだいたい3時間なので、336時間WSしてことになります。

東京でのWSは50人くらいの受講生の予定を調整して各回8-10回くらい開催しており、京都定期的にひと月に2コマ、加えて名古屋でも名古屋ユース合唱団にお呼ばれし、コエダイでも企画して頂き、コダーイ協会の全国大会に呼んでいただき、また一般の合唱団にお呼ばれしてWSをやらせてもらったりました。

Cantus Animaeという全国大会常連の超有名合唱団の派生団体で、PRO MUSICA VIVAというそうですが、ジョスカンとモンテヴェルディで全国大会金賞だったそうです。ごっつい。

また、今年のヘクサコルドWS納めも、某広域指定合唱団からお呼ばれでした。マショーをやるそうです。

こういう合唱団からのお呼ばれも大変ありがたいです。ヘクサコルドの裾野を広げていく活動として非常に重要かと思います。どしどしご依頼ください。

ヘクサコルドの道は果てしなく険しい道であることは確かですが、楽しいです。充足感があります。サウナ行くよりいいと思います。

にしても年間336時間はがんばった。

がんばったけどすっかり「ヘクサコルドの人」になってしまった。

私の肩書きは「指揮者・歌手・蟹笛奏者」なのですが、ヘクサコルドWSってどれにも関わってはいるけど本業ではないんですよね。

教えるのは本当に向いてないと思う。私。

同じことをやってくれる人が他にいたならば、是非お願いしたい。

しかしいないので、しかたなくヘクサコルドの伝道師のようなことをやっております。

聴く方も演奏する方も、これがないと古楽は始まらないので。

文化の再創造をするのや。


指揮

指揮者としてはSalicus KammerchorとChor Eleusisの活動がメインになっています。

サリクスは5月にシュッツのシリーズの最終回、11月にJ. S. バッハのカンタータシリーズの初回をやりました。

エレウシスの方は1月19日の第2回演奏会に向けて目下追い込みです。

指揮の方も他団体からの依頼大歓迎ですが、あまりそういうことにはなってないです。

というのも実際私がやろうとしてることって、今普通に行われている実践を根本から覆すことなので、ちょっと行ってぱっとリハーサルしてできるようなことではないんです。

なのでお呼ばれがあったとしても、どういう風にやるか凄く難しいと思う。

ちょっと前、ガーディナーがチェコフィルでビブラートを制限しようとして総すかんを食らった話がありましたが、古楽の運動が始まって60年もたつのに、ちょっとビブラート減らそうとしただけでその有様。私がやろうとしていることが普通に受け入れられるようになるのは300年後だろうなと思います。

だから実際今のところは、他団体との関わりは、ワークショップくらいがちょうどいいのだろうなと思います。


歌手としては、8月にサレガマパダミサの第2弾を行いました。番町教会でできてとても楽しかったです。

笙とタンプーラでグレゴリオ聖歌を歌うのは、あまりに馴染んでいて全然尖ってないと言われました。確かにその通り。

次回は4月19日で計画しています。

あとはトムウェイシ。今年は3回やったのかな?トムウェイツの声でシューマンやクラス合唱を歌うユニットなのですが、これもひとつの古楽。

普通に良いです。こちらは次回1月30日です。

詳細:https://reservestock.jp/events/976892

あとはカペラとアラミレと、花井先生の指導するアマチュア団体混合チームで行う演奏会でデュファイのミサを3曲歌いました。いくらメモリアルイヤーだからって、ひと月の間に3曲別々のミサ曲をそれぞれ別のパートで歌うというのは、今後二度とないのではないでしょうか笑

あとあれですね。叔母の公演で地謡をまたやりました。ごっつい嵐の日で野外公演だったので超大変でした。

あと叔母関係ではガザ法要にも初参加しました。あれも凄いイベントだった。

蟹笛

蟹笛奏者としては、ぼちぼちyoutubeに動画を上げてました。

こちらプレイリストです。

なかなか充実してきました。

そして今週末、完全に満を持して、ついに人前でライブで蟹笛を披露することとなりました。

2025/1/5(日)
「どりゃ~!!新春アンダーグラウンド放談」
場所:Oriental Force
料金:1500円+1drink注文
※振る舞い甘酒あり!
開場/開演:18:30/19:00
出演:
妖精マリチェル
櫻井元希(蟹笛)
あたしよしこ&ジェバンニ=オノ
佐伯武昇&eifonen

予約不要だそうです。ふらっとお越しください。


というわけで2024年を振り返ってまいりましたが、最後に皆様にいくつかお願いがございます。

まずSalicus Kammerchorの2025年定期会員募集の締め切りが本日12月31日でございます。

まだ目標を半分すぎたところです。

サリクスの活動の命運がかかった定期会員募集、是非ともよろしくお願いいたします。

https://www.salicuskammerchor.com/support

サリクス研修所の研修生も募集中です。集え!未来のサリクスメン!

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeRHwet1wNXMfZy9TQDaQ7HWoNQTEaBDhESDPi55aK79Kv9Fg/viewform?pli=1

1月10日には光岡先生の講座がございます。わたくしは世話人をしております。「身体の古楽」です。全人類にオススメの講座でございます。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeLoctyYQPe0PRlE4R-xBndgrALk2eXz4m6p1vMZqgbp5GMzw/viewform

どれもどしどしお申込みいただきたいですが、特に定期会員募集は死活問題でございまして、生活にある程度余裕のある方は是非ともお申込みいただきたくどうぞよろしくお願いいたします。

2024年もお引き立て頂きまして皆様誠にありがとうございました。

2025年もどうぞよろしくお願いいたします。

J. S. バッハ「インヴェンション」ヘクサコルド付き楽譜

Screenshot

この週末、コダーイ協会の全国大会にお呼ばれしまして、ワークショップと座談会に参加させていただきました。

座談会の中で、一番大きなハードルはヘクサコルドを自分で振るのが難しいところ、というお話があり、その流れで話題に出したのですが、私わりといろんな曲のヘクサコルド付き楽譜をアップしております。

その中で需要の大きそうなJ. S. バッハのインヴェンションは、ツイッター上に画像の状態でアップしているのですが、

画像データだと使いにくいと思いますので、まとまったPDFをここにおいておこうと思います。

こちらご自由にお使いください。

また、マタイ受難曲の全曲すべてのパートにヘクサコルドを振ることを目論んだ計画も亀のようなスピードで絶賛進行中です!

https://genkisakurai.base.shop/categories/5649882

冒頭合唱があとちょっとで終わりそう。

それからいわゆるイタリア古典歌曲集も需要があるのではないかと思い、1曲だけアップしています。

https://genkisakurai.base.shop/items/84022419

有料ですが安いのでぜひ買ってください。

励みになります。

売れたら更新スピードも上がるかもしれません。いや、上げます。

J. S. バッハの教会カンタータ全曲録音CD制作vol.1

Screenshot

Salicus Kammerchorでクラウドファンディングに挑戦中です。

https://camp-fire.jp/projects/view/743051

締切は本日23:59でございます。

昨日目標の200万円に到達しました!

誠にありがとうございます!

買っておいたワインで祝杯を上げました。

しかし今朝クラウドファンディングサイトキャンプファイヤーの運営から来たメールに、最終日に数十万数百万を集めたプロジェクトも数多いというのがありまして、そう言われると期待しちゃいますよね。

最後まで告知頑張ります。

5年前2019年にもSalicus Kammerchorはクラウドファンディングに挑戦しておりまして、そのときは目標120万円だったのですが、なんと260万円も集めてしまいました。

なので次なる目標は過去の自分達ということで、260万円でしょうか。

引き続き応援どうぞよろしくお願いいたします。

https://camp-fire.jp/projects/view/743051


リターンの表はこちら↓

こちらの動画では今回のプロジェクトについて短く説明しております↓

「これまでにないバッハ演奏を」ということでずっとやっておりますが、これまでにないものの良さを説明するのって難しいなと思っております。

あるものの良さを説明するのは簡単ですよね。これこれ。これ。いいでしょ?って言えるので。

今「これです」と言えるものがまだないので難しいんです。

ただやりたいことというのは一貫していて「ネウマ的にJ. S. バッハを歌う」ということです。

サリクス立ち上げ当初から言っておることでございます。

もちろん当時よりその解像度は爆上がりしておりまして、同時にその難しさもひしひしと感じているところなのですが、これができれば本当に目の醒めるような、聴いたこともないような衝撃的なバッハ演奏になると確信しております。

今はまだないですが私の中にはもうずっとあるので。それはお約束します。

マジで凄いです。マジで。

100年計画という果てしない試みですが、音楽に挑むということはそもそも果てしない試みなのです。

いつまでたっても思うように演奏はできないし、できるようになるのを待っていたらあっという間に寿命が尽きてしまいます。

なので今始めます。まだ未熟でも、その未熟さと向き合い、それを曝し、挑む我々の姿を御覧ください。

https://camp-fire.jp/projects/view/743051

謹賀新年

謹賀新年

皆様あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末お騒がせいたしましたSalicus Kammerchorの定期会員募集は最終的に80名の方にお申し込みいただきました。

目標の100名様には届きませんでしたが、会員とは別にご寄付を頂いたこともあり、2024年もSalicus Kammerchorは活動できそうです。

皆様本当にいつも応援ありがとうございます。

年末年始私は広島に帰り、蟹を吹いたり、

https://twitter.com/g_sakurai1031/status/1741769978553176329/
蟹笛をラッキーくんに聴かせたり、
ラッキーくんに重がられたりしました。
あ、あと熊手の柄と生竹を切って笛を作りました。
この絨毯去年カニササレさんとの演奏会で使うためにザクロで買ったのですが、2000円でした。激安。皆様日暮里のザクロ絶対行ったほうがいいですよ。価格が崩壊してます。

あらゆるものはこの上に置くと素敵に見えるな。蟹笛でさえも。


マタイ受難曲ヘクサコルド付き楽譜

もちろん私もただ遊んでいたわけではなく、やろうやろうと思っていて滞っていたことを少し進めたりなんかしておりました。

一つはJ. S. バッハのマタイ受難曲の各パートにヘクサコルドを振っていくという気が遠くなりそうなほど壮大なプロジェクトです。

これは私が関わらせていただいているJ. S. バッハカンタータアンサンブルという団体でマタイをやるからというのが主な動機なのですが、何しろ最近ヘクサコルドを抜きにして合唱指導をするというのが甚だ困難になっておりまして、それで少しでも皆様とヘクサコルドを共有したいという思いで始めました。

今第1曲の通奏低音と、歌バスと、ソプラノだけアップしております。

https://genkisakurai.base.shop/categories/5649882


教本「旋法とヘクサコルド」PDF版

上記のウェブショップで教本のデータ販売も開始しました。

お値段据え置きですみません。紙の方の在庫も早くさばきたいので、同じ値段にしてあります。(できれば紙の方を買っていただきたい・・・。)

https://genkisakurai.base.shop/items/81617618


BUGAKUスピンオフ第5弾

光岡英稔先生による「声と身体」についての講座の第5弾、一般受付を開始しました。

光岡武学は、私の古楽に対する考え方のベースにもなっています。その地その時のその人達の身体に近づくというのが古楽の入り口である、ということでしょうか、簡単に言うと。現代人の身体のままで古楽はできないという考えです。

ヘクサコルドの講座の中にも随所にこの考えを取り入れた稽古方法を紹介しています。

毎回強烈な気づきへのきっかけが提示されます。

もちろんそれをもとに稽古するのは自分なので、この講習会に出ただけで何かが身についたとは思わないほうがいいのですが、稽古したくなります。いろいろ試してみたくなる。

自分も指導にあたる身として、そうありたいと思います。指導を受けた人が自らすすんで稽古に向かうような、そんな指導がしたいものです。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeKlUKhJthwTRA8uKa6YaPmi00OLYuHbB62T2o0steqfEMMYQ/viewform

今回お申し込みはこちらのフォームからお願い致します↑

定員まで残り少なくなっておりますので、お申し込みはお早めに。


旋法のchalan

チャランというのはインド音楽の用語で、あるラーガにおける典型的な音の運び方を短い旋律句にまとめたものです。これを覚えてひたすら繰り返すことによって、そのラーガのムードを掴み、音の通り道を整えていきます。インド音楽的にはそのラーガで即興ができなければならないので、そのための「型」といえるものだと思います。

これを、産業革命以前の西洋音楽における各「旋法」で作りたい。

「覚える」「即興する」というのが楽譜に慣れた我々にとってはなかなか困難になっていると思いますが、階名はもともとこの二つのことも目的としてデザインされているので、それでできた音楽を本当に理解するためにはこれが不可欠だと思うんですよね。

なので、ひとつスモールステップとして、誰しも旋法のchalanくらいは即興で作れる、というところをまず目指したい。

ということでこの年末年始で少し手をつけ始めました。

i tabla proのアプリをお持ちの方は、タンプーラはPaでタブラはbpm=52くらいでTeentaalでやってみてください。最初から覚えるつもりで。1拍に音1つ、できたら2倍、できたら4倍、できたら8倍、までやろうと思うと完全に口が覚えないとできません。

それでそこまでやると相当いいかげんになってると思うので今度は4拍に音1つくらいにしてひとつひとつの音の質を上げるようにしてみてください。

この旋律ひとつ覚えていれば、いつでもどこでも稽古ができます。トイレでも、大江戸線(日本で一番うるさい地下鉄なので多分可能)でも、自転車乗りながら。


旋法とヘクサコルドWS第4回

日程調整が終了しまして決まりました。

毎回この調整作業が本当に大変で、毎回人数は減っていってるのに講座の回数は全く減らないというまずい事態になっています。

特にアドヴァンスの方は14人しかいないのに5回にわけて行うことになっているので、各回2−3人という状況です。

はっきり言って赤字です。まあ赤字でも構わないといえば構わないのですけど、辛いは辛いです。

文化を根付かせていくという意味で、指導的立場にある人達の役割は非常に大きいので、アドヴァンスの方の受講者を増やす努力をもっとしていかないとと考えています。

私一人では限界があるので、指導者を育てていきたい。

またベーシックコースの方にお願いしているのは、ヘクサコルドのセンスを持ってプロの演奏を聴いてほしいということで、これも文化を根付かせるという意味では必須です。いい加減な演奏は淘汰されなければならない。プロはそのつもりで稽古しないといけない。

もちろん人数が少ないからといって講座をやめることはないです。

少なくともヘクサコルドが古楽界で基礎の基礎として、私が教えるまでもないという状況になるまでは。

しかしまあ私が死ぬまではそういうことにはならないでしょうから、多分一生ヘクサコルドを教え続けると思います。

皆様ぜひこの活動をご支援ください。

第4回の日程は下記です。

【ベーシックコース】
対象:一般の方対象(楽譜が読める必要はありません)
①1/29(月)18:30-21:30
②2/8(木)18:30-21:30
③2/13(火)18:30-21:30
④2/17(土)10-13時
⑤2/17(土)14-17時
⑥2/17(土)18:30-21:30

【アドヴァンスコース】
対象:音楽家、音大卒、音大生
⑦1/22(月)10-13時
⑧1/23(火)18-21時
⑨2/2(金)14時-17時
⑩2/4(日)18:30-21:30
⑪2/6(火)14時-17時

お申し込みはこちらから↓

https://forms.gle/qjdhpXnxzXu1vFgx8


「旋法とヘクサコルド」ガチンコ稽古会

京都の講座は上記のようなタイトルになっております笑

世話人をお願いしている有田さんが非常に面白い感じで告知して下っています。

また、有田さんによるヘクサコルドWS体験記が非常に詳細でよくまとめてくださっているので、こちらまだご覧になっていない方はぜひご覧ください↓

京都の方は1日で2コマ、6時間やっておりますので、東京の講座より速く進んでおります。

次回はいよいよムタツィオ(ヘクサコルドの乗り換え)に入りまして、第3旋法と第5旋法に取り組む予定です。

お近くの方はぜひこちらにお申し込みください↓


そういえば初夢でもヘクサコルドの指導をしていました。

そしていつものように時間切れであわあわしてました。

やりたいことは山程はあるけれど、自分の身ひとつで出来ることは限られているので、今やるべきことを焦らずにひとつひとつやっていく、そんな1年になるかなと思います。

急いては事を仕損じる。

どうぞ気長にお付き合いいただければと思います。

光岡英稔 |韓氏意拳講座9回目

光岡英稔 |韓氏意拳講座9回目

皆様あけましておめでとうございます。

私といえば年始早々飼い馬のラッキーくんに噛まれて傷心です。

こちらラッキーくん。

これは紐と棒を持った母と協力して乗ってるんですが、一人で乗れないかなあと思って挑戦したら負けました。

稽古の足らなさを実感できたので良い経験になりました。

来年は勝ちます。

ということで、今年初の光岡先生の講座に参加してきました。

明確な目標ができるとモチベが爆上がりですね!


【これまでのレポート】
BUGAKU講座|1回目 https://wp.me/p7Ktcz-cpK
BUGAKU講座|2回目 https://wp.me/p7Ktcz-dGh
BUGAKU講座|3回目 https://is.gd/Gm9C17
韓氏意拳講座|1回目 https://is.gd/D3RjiJ
BUGAKU講座|4回目 https://is.gd/37Oxg1
BUGAKU講座|5回目 https://ux.nu/AmsQM
韓氏意拳講座|2回目https://is.gd/G7l53a
BUGAKU講座|7回目 https://is.gd/xiBfFB
韓氏意拳講座|3回目 https://is.gd/rDRgMX
韓氏意拳講座|4回目 https://is.gd/8BX3eO
BUGAKU講座|8回目 https://is.gd/tbIYiI
韓氏意拳講座|5回目 https://is.gd/YmZ2Yc
BUGAKU講座|9回目https://is.gd/BnOQit
韓氏意拳講座|6回目https://is.gd/dlMQTX
BUGAKU講座|10回目https://is.gd/RczZH5
韓氏意拳講座|7回目https://is.gd/a1Yor1
韓氏意拳講座|8回目https://is.gd/ayTQMA
BUGAKU講座|11回目https://is.gd/ayTQMA


摔跤(シュアイジャオ)→韓氏意拳

今回の講座は韓氏意拳の講座でしたが、やはり光岡先生のクラスではその前提となる身体観についてをしっかりやります。

前回までの講座では四足から後足、二足へと進化していく流れを追いながら、二本足で立つということがどういうことかということを稽古していきました。

今回は中国の組技の武術である摔跤(シュアイジャオ)が韓氏意拳に与えた影響を紐解きながら、やはり「立つ」ということを稽古していきました。

シュアイジャオは韓家の男子はほとんど全員やっていたようで、このことが無自覚的に韓氏意拳に与えた影響は大きいそうです。

どちらの武術も「立つ」ということに対してものすごいプライドがあるようで、今回はシュアイジャオの「立つ」ための稽古から韓氏意拳の「立つ」の前提を探るという感じだったのかなと思います。

稽古の内容としては、両手で水平に棒を持って腰を落として棒を前後させるという超シンプルなものだったのですが、もうこれがめちゃくちゃ難しかったです。

棒を胸につけたところから前に出し始める段階、出している途中、出し切る段階、引き始め、引く途中、引き切る段階と、各段階にもう種々様々な課題が襲いかかってきてもう全然身体と集注がついていかない笑。

もうほんと笑えるくらいできませんでした!

ポイントは比較的シンプルで「立つが先、動くが後」

手が水平に動くことで、立つという垂直方向への気遣いが途切れないようにという感じです。

手を使うとどうしても手に気が取られて足への集注が薄まります。

それで上手くいかないと手のほうが余計なことをやり始めて、更に立つことが疎かになる。

何よりもまずは立つということ。

今回はこれと、手は同じような動きをしながら旋回して左右に重心を移動させるという二つをとにかく丁寧にみていただきました。

いやしかし難しい。なぜ人間は二足で立つという進化を選んでしまったのか。祖先が憎いです笑


さて本業(音楽家)の方では再来週今年初めての公演があります。

バッハカンタータアンサンブルは合唱もオケもアマチュアでJ. S. バッハのカンタータ全曲演奏を目指しているごんぶとの団体です。

確かもう120曲くらいは演奏しているはずです。

最近は花井哲郎先生と交互に指揮しています。楽器も歌もメンバー募集しているのでよろしければぜひ。

今回はカンタータ2曲とクリオラから2部抜粋してやります。

カンタータクラブの仲間、まるちゃんと唯子がオケを手伝ってくれていて、ソリストにはサリクスの3人が入ってくれています。

お申込み→http://bachkantate.web.fc2.com/yoyaku.html


今年はサリクスは2月にシャイト、5月にシュッツ、11月にカンタータを演奏します。

12月には叔母とまた声明とグレゴリオ聖歌のコラボ演奏会をします。

他にも今年中にできるかわからないけどいくつか企画中のものがあります。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。