ノイズのライブに行ってきました

ノイズのライブに行ってきました

さる3/16、大久保水族館というライブハウスに、ノイズのライブを見に行ってきました。

https://www.facebook.com/events/617156565775235/

風人さんという、徳久さんの元生徒さんで、今ドイツを中心に活躍されているノイズ・パフォーマーが帰国されて、企画されたライブでした。

風人さんがドイツに行く直前に私一回Tokyo Voiz Choirという徳久さん主宰の団体の練習にお邪魔させていただいたことがありまして、そこで一度お会いしてました。

そこではじめて、アイケイイチさん、そして本業占星術師のノイズ・パフォーマー、一樹さんとも出会いました。

その時も風人さんのパフォーマンスは度肝抜くレベルで、その後の飲み会兼反省会での真面目っぷりとの対比がエグかったんですが、今回のパフォーマンスはもう完全に別の世界に行ってしまわれたのだなという感想でした。

一部を切り取りました。全体は15分くらいでした。

なんていうんでしょうね。もう開いた口が塞がらなかったです。

控えめに言って人生変わった。

それで、これ5組出演のオープニングアクトなんですよね。

トリでいいじゃんって感じでしたが、この後出演の並びを考えると、オープニングでよかったですね。一番刺激が強くてストイックなのを最初に置くというのが、もう、ぬるま湯で生きてんじゃねえよって言われてるかのようでもうシャキッとしました。

ド頭にこれをやるというのが一番効果的だったと思います。

これ小さなピックアップマイク(徳久さんいわく)を2個口に加えてやってるみたいなのですが、見た目イアホン加えてるみたいで、片方壊れたイアホンとかでやってみようかなあとか思いました。

声、というか口から出てる音だけでここまでできるのは本当に凄いです。

エフェクターなし、操作してるのはゲインとイコライザだけだそうです。

とにかく本当に丁寧に丁寧に自分の身体と向き合いながら、丁寧に丁寧に音を紡いでいってるのが印象的で、嘘を言わない覚悟みたいなものを感じました。


続いて肩書きにはviolinistと書いてあったRohcoさん。

後で聞いた話では、先日叔母が行った「ノイズ白拍子」に出演されていたようで、これまたご縁を感じました。

こちらの動画はTwitterにあがっていたものを引用させていただきました。

左手側にプリペアドヴァイオリン(?)右手側に弓が置いてあって、真ん中にミキサーと髭の生えたまな板みたいなのが置いてありました。

ヴァイオリンは主に手で擦ったり弾いたりしていて、弓はまな板の髭を弾くというそっちかーーいなスタイルでした。


続いて徳久さんとコバさんによるノイズボイスカラオケ。

今回は仕上がった内容でしたねーーかなりアイデアが練られた様子でした。

最高に笑えました。

こちらコバさんのTwitterから。

まずは挨拶代わりの春の小川デュエット。

ていうか、

「コバ何歌う?」

「じゃ春なんで春の小川で」

って流れでふたりとも歌い出すのおかしくない?笑

とにかくノイズボイスカラオケってカラオケのユルさとノイズの対比が肝なんですけど、今回は曲間のやり取りまでそのユルい流れがうまく続いててよかったです。

照明もまたミラーボール的なのがぴったりあってましたね。

続いて最近の曲が歌いたいという流れからBillie EilishのBad guy。

これも当たり前のようにデュエットなんですが、なんとミニマルノイズでした。

今までなぜこのスタイルなかったんだろうと思うくらい当たり前といえば当たり前のやり方なんだけど、めちゃめちゃ笑えました。

コバさんは吸気のキュルキュルドローンずっとやってるし、徳久さんはマイクを近づけたり遠ざけたりしながら「ギャイギャイギャイギャイ」みたいのずっとやっててもうなんか後半笑いが止まりませんでした。

右キュルキュル、左ギャイギャイ、真ん中ビリー・アイリッシュ。意味わかんねえ。

続いて軍歌で微音。やられましたね。まさか軍歌で微音とは。

微音っていうのはまあ聞こえるかどうかのギリギリの音量でやるノイズなんですけど、徳久さんはずっとイビキみたいな「ゴル、ググ、、」ってやってるし、コバさんはフルボイスシャウトのモーションでほぼ無音っていうこれもまた対比が見事で、素晴らしいアンサンブルでした。

バックで流れてる軍歌は音質が悪すぎてそれだけでノイズとして成立してるし。

ビジュアルの対比もやっぱり結構大事ですね。面白い。

それでここからの流れが非常に秀逸。

「腹減ったね。すみませんカレー2つくださーい」

からのカレー食いながらカルグラドローンしながら会話はカルグラのまましゃべるという。

カラオケとして流しているのはエル・システマのドキュメンタリー的な映像。

なんだこれ。

結構つらそうに食べながら声出して、むせたりしてるのほんと面白かった。

途中ビール追加したりね。

そして最後は徳久さんのYouTubeの動画を使ったやつ。

もうなにがなんだかわかりませんが、倍音漫談ですかね?倍音猥談?を流しながらホーミーやりながら、途中からその猥談動画と夏の終りのハーモニーのカラオケがオーバーラップしてきてその上普通に二人でカラオケで歌うというもうわけわからん。

普通にカラオケしてるのがもはやノイズに聞こえる。

畳み掛けのトランス。

ノイズボイスカラオケの奥深さを見せてもらいました。


最も意味のわからんノイズボイスカラオケの後は、biology of the futureという方。

めちゃめちゃちゃんとしてる笑

ギャップがエグい笑

Cの音をドローンにしてその倍音を操作しながら展開させていく、途中にふりかけみたいに他の要素も入れていきながら、おそらく20分くらいかな、C音はなり続ける。

これもかなりヤバかったですね。あーこれ気持ちいやつやーって感じで。

ヒーリング的な、口から涎出る的な。

sound cloudに音源があがってて、いくつか聴かせてもらいましたが、どれも素敵。初心者にもおすすめです。

作業音楽にぴったりかも。今こうして記事を書きながら聴いてますが、これ、いいですね。気持ちいい。

あ、ちなみにちょっと興味があってスペクトログラムで音をみてみました。

左側です。綺麗ですよね。とても。倍音のゆらぎと、基音の安定感と。

比較のために右側にノイズボイスのも載せてみました。これはこれで綺麗笑

基音がそもそもめちゃめちゃ高くて幅ひろい笑
多分徳久さんのリップハーシュだったと思います。

ほんと人生いろいろ、ノイズもいろいろですね。


さて、トリは山下哲史さん。

この方ほんとに素晴らしかった。

直球のノイズ。ユーモアと、ピュアさと、可愛らしさがありつつ、様式美と、構成感、偶然と必然の混交。

すごいちっちゃなターンテーブルに最初はレコードのせてスプーンでこっすったりなんかしてるんですが、それはもう前戯みたいなもんで、レコードがどっか飛んでっちゃってからがもうほんと素晴らしかった。

ドタバタ、叫び、悶え、八つ当たり、土下座、土下寝、地団駄。

なんだろう、やりたくてもできないこと全部やってくれたって感じなのかな。

これの素晴らしさを表現する言葉がない。

自分でも動画撮ってて、見返してみると、自分

「ま、祭り、、祭りだ、、」

って言ってるんですよね。語彙喪失。

ちょっとあれに近いかも。ビルとか橋とか古くなった建造物を爆破して解体するやつ。あれ、気持ちいいですよねなんか。ちょっとあれに近い。

それかシャーマン。現代における祈りの儀式。やっぱ祭りだな。うん。祭りだと思ったんだもん。

とんど焼きとか、キャンプファイヤーとか、なんかそんな感じ。


とにかくこのイベントはほんとに凄かった。

風人さんのテンプルにカチーンってくるノイズに始まり、怪しげなviolinist、ユルすぎ意味不明のノイズボイスカラオケ、ヒーリング系ドローン、祭り。

流れが完璧。これ以外の順番は考えられないほど。

それで翌日徳久さんが言ってたのは、こういうイベントにEnsemble Salicusとかでバッハ歌ってよって。ゾクゾクしますよね。たぶんね。あんまりいないんですよね。こういうアンダーグラウンドミュージックに本意気のリスペクトを持ってる古楽演奏家。みんな心の底では下に見てるでしょ。クラシックのほうが偉いって思ってるでしょ。なのに、同じ土俵で戦うの、怖いでしょ。

先日叔母とやった「ダヴィデの声明・如来のイムヌス」も相当アンダーグラウンドでハードコアでしたが、これからもジャパニーズネオアヴァンギャルドエクストリームプログレッシブブルータルミクスチャークロスオーバードゥームコアクラシカルミュージシャンとして、怖くてできないことをやっていこうと思った次第であります。


というわけでね。

話題のライブハウスでですね。

話題のコロナをね。

2本も飲んでやりましたよ。

ははは


昔ね。「私、普通の人が好き」ってふられたことがあったんですよ。

雷に打たれたような衝撃の後に、うん。なら、しょうがないね。って、めちゃめちゃ諦められたよね。

Chor Eleusis 合唱団エレウシス|始動

昨日、合唱団エレウシスの初回練習でした。

申し込んでくれた方ほとんどと、見学にも数名みえてくださいました。ご参加くださいました皆様ありがとうございました。

初回ということでオリエンテーション的なことが多かったですが、来週からはガンガン歌っていきたいと思います。

とにかく毎週練習できる団体って実は私の身の回りにはそんなに多くないので、今回こういう団体を立ち上げることができて本当に嬉しいです。

練習大好きなんですよねー笑
毎日でもやりたい。

昨日の初回練習では、団の方向性を示すために、4つのブロックに分けて説明&練習しました。

  1. 発声
  2. グレゴリオ聖歌(古ネウマ)
  3. ポリフォニー
  4. J. S. バッハ

2~4はサリクスでやってることそのままなのですが、これらを支えるテクニックとしての発声については、実はプロの声楽家にはあまり深入りできないという部分があります。

そこ変えな根本なにも変わらんやろって言われればそれまでで、サリクスでももちろん人間関係を破砕しない程度には突っ込んでますが、なかなか現状徹底はできてません。

毎週練習できるアマチュアだからこそ、こういった本当に基礎的なところからじっくりと積み上げていけるのではないかと思っておりますので、本当にこれから楽しみです。


練習後決起集会兼ねた懇親会を行いました。17人中13人参加の素晴らしい出席率!

演奏団体って練習の次に飲み会が大事ですよね〜

13人だったので最後の晩餐だね、最初だけどね、などと言っておりました。

そこで「合唱団エレウシス」という名前の由来を聞かれたのですが、私うっかり練習中に言いそびれていました。

というか説明するとほんとに長くなっちゃって、今更ながらややこしい名前にしちゃったの若干後悔してるんですが笑、先程団員の皆さんには長文メールで説明しました。

せっかくなのでこちらにも貼っておきたいと思います。

長いので興味ある方だけどうぞ笑


エレウシスはギリシャの都市の名前です。

そこで紀元前15世紀ごろから行われていたとされる宗教的儀式がありまして「エレウシスの秘儀」とか「エレウシスの密儀」などと文献には残っているのですが、何しろ秘儀なので詳しいことはよくわかっていません。

暗闇をさまよい、あらゆる恐怖を感じたのち突然光に満たされ清らかな土地を発見するとかなんかそんな感じなのですが、この儀式についての、古東哲明という人の解釈が非常に面白いです。

この儀式については、一応擬死体験を経て死後の世界を知り、死に対する恐怖を拭うというような側面も見えなくはないのですが、それだけのものではないと古東氏は言います。

プラトンもこの秘儀で奥義を授かったらしいのです。一般に彼の哲学って、地上の空しさを説いて、永遠の彼岸を願うようなどうしようもない二世界論として描かれるんですが、どうもこの秘儀の中身を通しながら彼の哲学を見てみると、そうとも言えないようです。

しかし考えてもみられたい。地上世界のくだらなさを説明するために、あんなに膨大で情熱的な思想を語ることができるだろうか。ー中略ー肉体が墓場だというなら、とっとと死ねばよいからだ。だがそんなことを、プラトンは毛頭考えなかった。ー中略ーそれは、必要なまでの地上王国へのこだわり以外のなにものでもない。

《現代思想としてのギリシャ哲学》古東哲明

エレウシスの秘儀によって擬死体験をした者たちは、実際そこで死ぬことなく、また生の世界へ帰ってくる。つまりそこで行われていて、プラトンが語ろうとしていたのは、こちら側(此岸)からあちら側(彼岸)を夢見ることではなく、あちら側(死)からこちら側(生)を見つめなおすという営みだったということです。


齋藤史が、

“死の側より照明(て)らせばことにかがやきてひたくれなゐの生ならずやも”

と歌ったそのままのことを実体験させるところに、エレウシスの秘儀の目的はあるのです。

死病の床で明石海人が

薔薇が咲き 日が差し それが見えてゐる こんなことさへ ただごとなのか

と歌ったこの世この生のどうしようもない輝きのことを言っているのです。

プラトンの

〈死の道〉が同時に〈愛の道〉にほかならぬからである

という言葉も、以上のことからふまえて捉えると、なんの皮肉もケレン味もない簡素な実体験として腑に落ちるところがあると思います。

で、これってそのまま私芸術のことを言ってると感じるんですね。

生きてるうちは生きてることを忘れてる。生きながらにして生きてることを思い出させてくれるのが芸術なのだと私は思っているのですが、つまりこれはエレウシスの秘儀と同じことですよね。

というわけで、そういう演奏を目指す団体ということで、合唱団エレウシスと名付けたというわけでした。

長文読了ありがとうございました笑


団員は引き続き募集しております。

現在、
S 5名
A 4名
T 3名
B 5名

ですが、目標は各パート10人の合計40名!

40人いればマタイができる・・・。

マタイ、歌いたいでしょう?(何年先になるかわかりませんが)

練習時間ですが、やはりお仕事されている方が18:30に瑞江に来るのは厳しいということで、15分繰り下げて、18:45-21:15とすることにしました。

見学だけでも、お気軽にどうぞ!

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Salicus Kammerchor

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演奏会情報

次回演奏会は

12月19日のEnsemble Salicus第2回演奏会です!

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櫻井元希へのお仕事・レッスンのご依頼ご相談、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

Salicus Kammerchor第5回定期演奏会|リハ3回目

Salicus Kammerchor第5回定期演奏会|リハ3回目

昨日はサリクスのリハ3回目でした。

昨日から通奏低音も入って、13時から21時まで、休憩を挟んで7時間リハしました。

午前午後とか、午後夜間とか、続きでリハってことはオペラでもオケ付き合唱でもよくあることで、ジャパンユースクワイヤなんかでは、10時間以上歌うこともあったので、なんとも思ってなかったのですが、甘かったです。

問題は時間じゃない。曲が全部バッハのモテットだということだ。

バッハは厳しい。誰よりも厳しい。

精神的にも肉体的にも緩みを許さない音楽で、緊張度と集中の加減が尋常じゃないです。

命を燃やす価値のある音楽です。

「バッハお前これ歌えるんかよ」っていうのありますけど、どうだったんでしょうね。少年時代は優秀なソプラノだったそうですが、おとなになってから歌うことってあったんでしょうか。そういうエピソードは聞いたことないな。

ただちょっと思うのは、歌じゃない人のほうが歌に対して厳しいし、歌の人の方が楽器の人に対して厳しいです。

それは小林道夫先生を見ていてヒシヒシと感じます。

歌の人が歌の人を見てると、やっぱりどうしても自分ができないことを言うのは気が引けるし、「そこそうなっちゃうよねー」っていう都合がわかっちゃうから、無意識のうちにそのへんのところを差し引いてしまうので、そこまで厳しくなれない。

でもそこを度外視できる視点に立つと「お前の都合なんか知ったことか。音楽に従え」と言えるわけです(もちろんそんな言い方はされたこともしたこともありませんが)。

昨日は通奏低音のお二人も入ってのリハだったのですが、逆に私が楽器の人にものをいうときは、結構ご無体なことも言ってるんだろうなあと思います笑。

ほんといつも無理言ってすみません。

いや、楽器のお二人に限らず、歌のメンバーにも自分にできないことをめっちゃ要求しまくってます。それもいわゆる声楽の考え方からは真っ向から反するようなことも沢山言ってるので、戸惑うことも多いと思います。

ひょっとすると自分の価値観を根本から破壊するようなことにもなっているかもしれません。またそういう機会になっていればと願うところでもあります。

私自身もそうです。いつだって自分の価値観を根本から見直すきっかけを探してる。念々起滅そのことは念々起滅しないように、変化することを恐れないという揺るぎない信念を持っていたいと思います。

そんなわけで、ダイエット中のかぶちゃんがすた丼とハンバーグ、同じくダイエット中のトミーが唐揚げ丼(唐揚げ8個入り)を食べるくらいがんばってます。

大丈夫。モテットの消費カロリー半端ない。プラマイゼロや。

今回の練習報告はめぐちゃんが書いてくれました↓

ふたりとも素敵な笑顔!

以下の投稿は、インスタントエクスペリエンスというFacebookの機能を使ったものです。こんなのあったんですねーー。前からあったっぽいのですが最近気づきました。

チケットまだまだございますので、皆様是非演奏会にお越しください。

サリクスの演奏はライブが一番です。

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次回は第5回定期演奏会

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合唱団作ります!

Chor Eleusis

合唱団エレウシス

【団員募集!】

この度新しく合唱団を立ち上げることになりました。

バッハやヘンデルなど、主にバロック期の作品をレパートリーとする合唱団です。

ゆくゆくはメサイアやミサ曲ロ短調など大曲にも挑戦できるような合唱団を目指します。

2019年6月活動開始を目標に各パート団員を募集中です!

練習日時:毎週水曜日18:30-21:00

練習会場:江戸川区の公共施設

指導:櫻井元希

初回練習曲:

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ「イエス、我が喜び」 BWV 227

Johann Sebastian Bach “Jesu, meine Freude” BWV 227

団費:

4,000円/月(学生:3,000円、夫婦割:お二人で7,000円)

お申込み:

以下のフォームから、①お名前 ②パート ③電話番号 ④メールアドレス ⑤ご住所

をご記入の上お申し込みください。

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Chor Eleusis 合唱団エレウシス

Chor Eleusis 合唱団エレウシス

すでにSNSの方では告知させていただきましたが、私櫻井元希、アマチュア合唱団を作ります。
ゼロから自分のこれまで学んできたことを活かせる団体を作りたいと思うようになりました。

古楽とは・・・

自虐ですけど、私って完全にクラシックのメインストリームからは落ちこぼれた存在だと思うんです。

なんていうか。まっとうな道を進んでないことは明らかですよね笑

もちろん私の仲間(だと思ってる)のハードコアとかノイズや前衛系のミュージシャンからすればクラシックという枠の中にいるだけですでに直球ど真ん中やんけって言われそうですが、こういう世界の中にいて、それをちょっと遠くから見てるってことが自分の強みなんだろうと思います。

私の専門はバロック以前の音楽、いわゆる「古楽」と言われるジャンルですが、このジャンルも少し前までは、いわゆる「モダン」の人から見ればひとつの流行りというか、あまり価値を置かれないジャンルだったと思うんです。

今でもそう思ってる「モダン」の人も大勢いると思いますが、ですが最近では無視できないひとつの「ジャンル」としてくらいは認識されているでしょうか。

でもそもそも「古楽」って「ジャンル」なんですかね。

単純な話、今より古い音楽という意味ではほとんど全ての音楽が「古楽」になってしまうと思うので。そういう意味で、古楽はジャンルにはなりえないと思うんです。

特定の時代や地域、ジャンルに縛られないものだと思うんですね。

じゃあ何かって言うと、その人が、その音楽に向かう姿勢のひとつが「古楽」だと思うんです。

いわゆる「古楽的アプローチ」っていう言い方がありますが、これ、「真摯に音楽をやる」って読み替えてはどうでしょう。そういう意味じゃないでしょうか。
そのために必要な努力をする。それだけ。

だからみんな「古楽」なんです。なにか特別なことをやってるんじゃなくて、ごくごくふつうのことなんです。


比較音楽学的実践

しかしまあ一般的には今でも「古楽」ってのはクラシックの中でも辺縁のいちジャンルくらいに捉えられていますよね。

それで自身はどうあれ、一般に古楽だと思われているジャンルの人たちってのがいて、私ってその中でもこうなんというか染まりきれてないっていうか、価値観を共有しているようでしてないっていうか。微妙な立ち位置にいると思うんです。

までもそれが私のひとつの特徴かなと思うんです。

深く掘るためには広く掘らなければならない。

っていう言葉があるんですけど、手で掘るならですね、ある程度掘ってしまったら広く掘らないと、掘った土を地上に運べなくなっちゃう。

あの、綺麗事だけで人間は語れないと言うか、綺麗事は綺麗事でいいんですけど、私はもうちょっと深いところにタッチしたいなあって思うんですよね。

デスメタルとかノイズボイスとか、そういう綺麗事じゃない人間の一面って、バッハの中にもあるんです。

バッハだって人間なんですから。

というわけで、なるべく多面的に物事を捉えたいなというのが最近の私で、その中で見えてくる普遍性ですよね、ああ、やっぱり同じ人間なんやなっていう共感を感じたい。

ここのところ音楽以外のことも含めいろいろ学ぶ機会があって、そこで考えたのは、私のやってることって比較音楽学なのかもしれないということ。

私の大好きな古東哲明という哲学の先生は専門が比較哲学なんだそうです。
確かに彼のやっていることっていうのは一つのことを、本当に幅広い角度から観るんです。それで誰にでもではないかもしれないけど誰かには絶対にわかる言い方で、もうローラー作戦ばりに数打つんですよね。
100人いたら100通りの言い方をする。そういうやり方で伝えようとする。
でも言い方が違うだけで、言いたいことはたったひとつ。

世界の音楽を見て回って結局日本の声明に行き当たった叔母がいるので、まあこれもDNAかしらとも思うんですが。

音楽って哲学であり人間なので、最終的には人間って何だ、これが人間だ。人間だ人間だって言うのが芸術なんだと思うんです。

Hermann PreyとかFrits Wunderlichとか聴いてるとそう思います。そう思いません?

それで、いろんなところで学んできたことがここのところおぼろげに形になりつつあって、そういうことをゼロから一緒にやっていく仲間がほしいなあと思ったんです。

集まってくれるかほんとに不安ですけど、期待してます。


「エレウシス」

団体名の「エレウシス」について。

ちょっと一言で説明するのが難しくて、なんで一言で説明できる団体名にしなかったんだろうとすでに後悔し始めていますが、ものすごく簡単に言うと、「災い転じて福となす」みたいな意味です笑

ギリシャの都市の名前なんですけど、そこで行われていた密儀にあやかりました。仏教の行にも近いと思います。死の限界まで身体を追い込むことによって、生の至福の輝きを見出すというようなものであったそうです。(だからといって本番のために練習でしごきまくるということではないです笑。むしろ逆です。練習が楽しくないのに本番が楽しいわけないですから。)
そういう意味ではサリクスの第2回定期演奏会のテーマ「Melete Thanatou〜死が照らし出す生の輝き〜」と同じようなことです。

生きているうちは生きていることを忘れてる。生きながらにして生きていることを思い出させてくれるのが芸術じゃんね。
そう思いません?

昔「歌え!フィッシャーマン」っていう映画があって、そのラストシーンで、髭もまつげも眉毛も凍らせながらおじさん達(おじいさん達)が歌うってのがあったんです。

もうそれはそれは感動的で。ああ、こういう歌が歌いたいなあと。思いました。かならずしも、めちゃくちゃうまいというわけではないんですけどね。


練習日時:毎週水曜日18:30-21:00
練習会場:江戸川区の公共施設
指導:櫻井元希

初回練習曲:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ「イエス、我が喜び」 BWV 227
Johann Sebastian Bach “Jesu, meine Freude” BWV 227

団費:4,000円/月(学生:3,000円、夫婦割:お二人で7,000円)

お申込み:
以下のメールアドレスに、①お名前 ②パート ③電話番号 ④メールアドレス ⑤ご住所
をご記入の上お申し込みください。 g.sakurai.office@gmail.com

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計道会発表会2019終演

昨日、計歌会とFF古楽道場(あわせて計道会(と呼んでます(僕の中で)))の発表会が終演いたしました。
ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。

今回の発表会は、いつものようにクワイヤブックを使ってのアンサンブルに加え、フルートアンサンブルや、歌二人とフルートとハープというなかなか実現できない編成での演奏もあって、なかなかバラエティに富んだものになったのではないかと思います。
個人的にはここ10年で一番と思われるような大失敗もあったのですが、共演者のプロの技によって助けられました。
この失敗は一生言われ続けるんではないでしょうか、もう二度と他人の失敗をとやかく言えない人生になりました(もともと他人の失敗をとやかく言うような人生ではないですが(多分(自分ではそう思ってます)))

よく考えたらりり子さん出ずっぱりだな。お疲れ様でした。。。
この写真からもわかると思いますが、りり子さんの立ち姿、演奏姿勢が本当に素晴らしい。力みなく安定していて自然かつ機能的。かくありたいものです。
非常に得るものがありました。
実際このフルート3重奏素晴らしかった。

ちゃんとふざけた写真も撮って・・

打ち上がりました。
店員さんに撮っていただいたのですが、すごい上手笑
全員のいい表情(西久保さん含め)が撮れてる!


さて、今日は3月11日です。
今日なにか書くのに8年前のことに触れないわけにはいきません。
今気づきましたが、あの日は結婚1周年の2日前だったみたいです。
そんな事も今の今まで忘れさせるくらいの出来事でしたね。

あの時僕は山手線に乗っていて、揺れたけど電車に乗ってるからどのくらいの揺れなのかもわかんなくて、電車は止まっちゃったけど耳鼻科を予約していたので、東京駅の方まで歩いて耳鼻科に行きました。しばらくしたら電車動くだろうと思っていたからです。本当に呑気でした。

ガラケーだったからってのも少しはあるかもしれないけど、そもそもそんな大変な事になってるなんて知らなかったから、特に情報を得ようともしてなかったんだと思います。
それでお医者さんに「よく来たねえ」なんて驚かれて、それでも診察はしてもらえて、「よく来たねえ」なんて言うほどのことなんかいなあとまだ呑気に東京駅に行ってみたんですが、当然電車は動いてなくて、バスもどう見ても乗れそうにない混雑ぶりだったから仕方なく京浜東北線に沿って北に歩き出しました。歩いているうちに電車動くだろうと、その時もまだ思ってました。

そうしてるうちに深夜になって。赤羽まで歩いて、あんまり寒いから暖を撮ろうと思ったけどもうお店もあらかた空いてなくて、高架下の寂れた(失礼)スナックに入りました。そこでお湯割りを頼んでからお店に置いてあったテレビを見上げた時に初めて、何が起きているのかを知りました。

あの時のテレビの映像、今も目に焼き付いています。
映画かと思った。現実とは思えなかった。

それから原発の事故があって、広島出身だもんでこれはアカンと思い妻と電車に飛び乗り、きっと西に向かう新幹線はパニックで乗れないかもしれないと、他の交通手段をめっちゃ調べてたけど、新幹線には普通に乗れて混雑すらしてないことに驚愕しました。

あ、みんな放射線の怖さ知らないんだ。そういう教育受けてないんだって。その時に初めて知りました。

広島では夏休みでも8月6日は全校登校日で、中学を卒業するまで毎年原爆教育をやるんです。9年間毎年。それでもうトラウマなんですよ。多分広島出身者ならわかってもらえる。怖くてしょうがない。

それで、その後数ヶ月広島で過ごし、仕事のときだけ東京に戻るということをやってました。その時、夜行バスの中で感じたことは、今言葉にするのは難しいけど、今も心の真ん中でくすぶってます。

死にたくて死んでる人なんか一人もいない。みんな死にたくないけど死んでるんだって。まあそんなようなことでしょうか。

あの日赤羽のスナックで見たニュース映像と、その夏岩手に行って沿岸部の丘の上から見た景色を僕は一生忘れないと思います。

だからどうしたって、どうってことないんですが。

あれからいろんな人に失望し、いろんなことに絶望しました。
それは今も続いています。

何を考え、何を感じ、どう生きるか、いまだにそう問いかけられているような気がします。

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