ヴォーカル・アンサンブル カペラ「ラ・リューの聖母ミサ」終演

ヴォーカル・アンサンブル カペラ「ラ・リューの聖母ミサ」終演

昨日まで3日連続で行われました、カペラのラ・リュー公演終演いたしました。

お越しくださいましたお客様、誠にありがとうございました。


初日は鎌倉の由比ガ浜教会。いつも寒いイメージがあって防寒対策完璧で行ったら、エアコンが新しくなっていて、とっても暖かく快適でした。

ありがたやー。

由比ガ浜教会はほんとにいつもお世話になっていて、美しい教会で、行くたびにパワーを貰えます。

凄く短いですが、動画を撮りましたので貼っておきます。

ラ・リューの3重カノンのモテット”Ave sanctissima Maria”です。


二日目は九段教会でした。初めて使わせていただく会場で楽しみにしていましたが、快適な響きで非常にあたたかな雰囲気の教会でした。

演奏会後には、カペラの会員の方々とのパーティもありました。この日は父が広島から出てきていたので私は中座させていただいたのですが、そこで思いがけず父とともに一言スピーチすることに・・・笑

ポリゴノーラの宣伝をさせていただきました笑

ポリゴノーラの演奏動画はこちら。レクチャーの最初の部分です。

素晴らしい演奏です。

そしてこの夜は父と叔母と渋谷でサルディーニャ料理を食べました。

3人で話していると、本当に血は争えないなあ、という感じで、永遠に喋れます。

叔母は今サリクスのメルマガにも記事を寄せてくれていますが、声明やユダヤ教の聖歌ディワンなどを演奏するパフォーマーで、かなり私たちのやっていることと共通する部分があります。

今回話したことも、そのまま文字に起こしてメルマガに載せても、サリクスのファンの方は喜んでくださるだろうなというような内容でした。私たちはある意味クラシック音楽の脈絡からは孤立したアプローチをしていますが、クラシック音楽以外の視点からその意義を認めてもらえるような気がして、とても心強かったです。

父は科学者ですが、音楽と科学って、真理を追求するということではとても共通していて、根本的なところではつながっているので、それもまた心強いです。

一見価値があるようには思われなくて、見向きもされないようなことでも、それを信じて追求するということそのことに価値があるのだと(たとえそれが後に完全に否定されたとしても)、そういうことも話しました。


3日目は近江楽堂でした。

近江楽堂はカペラがジョスカンのレクチャーコンサートをやっていたころは頻繁に使わせていただいていたのですが、最近はなかったのでとても久しぶりでした。

近江楽堂は響きがかなり独特で、お客さんのいない時は響きすぎるくらい響くのですが、お客さんが入るとそうでもなくて、しかも演奏している方と聴いている方ではかなり聞こえ方の違うという難しさがあります。

しかしここにしかない独特の魅力というのもたしかにあって、お客さんとの距離の近さ、音に包まれるような感覚、現実世界から抜け出たような特殊な雰囲気というのがなかなか他では得難いものがあるなあと思いました。

6月の公演でご一緒する佐藤裕希恵さん(芸大古楽科の先輩でもあります)と、以前北とぴあのオペラでご一緒させていただいた高橋美千子さん(それ以来私は彼女のただのファン)がお客さんとしていらしていて大変ドキがムネムネしました笑


ラ・リューのメモリアルイヤー最初のコンサートが終了しましたが、今年はラ・リューの作品を集中して勉強、演奏出来る年になりそうです。

フォンスフローリス古楽院でも新年度からはラ・リューに取り組む予定です。

またヴォーカル・アンサンブル アラミレでも、秋の演奏会に向け準備をスタートしています。前回の記事にも書きましたが、ミサ「ロム・アルメ」、非っ常に興味深い作品です。また紹介していければと思います。

この機会を逃さないようにしっかりやっていきたいと思いますので、ぜひ一緒にこのメモリアルイヤーを楽しみましょう!

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Salicus Kammerchor

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公演情報

次回定期公演は2018年5月の第4回定期演奏会です!

http://www.salicuskammerchor.com/concert

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CD・DVD発売中!

昨年10月に開催されたLa Musica CollanaとのジョイントコンサートのライブCD

第2回定期演奏会のライブDVD

をウェブ販売しております!

http://www.salicuskammerchor.com/goods

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メルマガ新企画!

サリクス通信に声明パフォーマー 桜井真樹子、合唱指揮者 柳嶋耕太が登場!

http://www.salicuskammerchor.com/mail-magazine-1

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櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

いろいろありました

いろいろありました

皆様お久しぶりです。

4日ぶりの更新ですね。

マメさに定評のある私ですが、えー、忙しさにかまけてブログの更新を怠っておりましたm(_ _)m

昨日締切だったサリクスの解説がまだ半分しかかけてません笑


えー岩崎邸の本番の日、先週の土曜ですね、帰りがけ御徒町の松坂屋で靴を買いました。


ヴィブラム・ファイブフィンガーズです。

https://www.barefootinc.jp/

この靴”Born to Run”という5年くらい前に読んだ本に登場していまして、もうずっと、ずーーっと欲しかったんです。

ついに買ってしまいました。えー。最高です。端的に言って。

凄い気持ちいい。全部の指が地面に必ず着地するのでグリップ感が違う!軽い!通気性がいい!

五本指靴下2枚履いて歩いてるような感覚です。

ランニング用ですが、普通に普段ばきしてます。


20日の月曜日、父が広島から東京に来まして、伯母と妻と4人で食事をしました。

お店は不動前のティスカリというお店です。

https://s.tabelog.com/tokyo/A1317/A131710/13203472/top_amp/

このお店のシェフとは、知り合いというか、なんとも不思議な縁がありまして。説明がヤヤコシイのですが・・・。

先日アガリアム合唱団で、サルディーニャのスイーツ、セアダスの専門店でライブをさせていただきました。

そこへタロスという渋谷のサルディーニャ料理屋さんでシェフをしている伊藤さんという方が聴きにいらしていて、というか徳久ウィリアムさんとセアダスフラワーカッフェを繋いだのが伊藤さんだったそうなのですが。

そこで伊藤さんとは知り合って、facebookで繋がったんです。それが昨年9月でした。

そして今年1月、広島に「合唱団そら」のメサイアを歌いに帰った時のブログを伊藤さんが読んでくださったようで、コメントをいただきました。

「ひょっとして広島駅前のスペイン料理屋で毎週飲んでませんでしたか?」

そらというのは飲むために歌ってるのか、歌うために飲んでるのかわからないような団体でして、毎週練習後に飲むんですね。

その頃はその「バルセロ」という広島駅新幹線口のスペイン料理屋で毎週飲んでいました。

なんでまたそんなことを伊藤さんがご存知なのかと思いましたが、なんと伊藤さん、その頃バルセロのシェフだったのだそうで。

もうビックリ仰天。

縁というのは不思議です。

そしてそもそも徳久ウィリアムさんと私が出会ったのは伯母ですし、その伯母と、広島から来た父と、毎週バルセロに通っていた私と妻が、元バルセロのシェフのお店でお料理をいただくことになろうとは。

そう。そして私、伊藤さんはてっきりタロスにいるんだと思ってタロスを予約したのですが、つい昨年末にティスカリという新しいお店をオープンされたということで、タロスにはいないとのこと。

これも伊藤さんがタロスの予約台帳を見ていて、おそらくカタカナ書きであったでしょう(電話で予約したので)私の名前を発見してわざわざご連絡くださったのです。マメだ、、。

お店では、もうオマカセで、サルディーニャのビール、サルディーニャのワインとともにサルディーニャ料理をいただきました。

どれも食べたことのない味で、超美味しかったです。それはもう発狂的に。

イチマイモシャシントッテナイケドネ!

サルディーニャってイタリアの西にある島で、ほうぼうから攻められ続けた歴史があるそうなんですね。

それで、もともとサルディーニャにいた人たちは、どんどん内陸へと追いやられていった。

海岸の方は新しい外来の文化が沢山入ってきたけど、内陸にはサルディーニャのオリジンがあるとのこと。

そういうコンセプトのお店なので、島の料理なのに魚介類が全然ないんです。

いただいたのは、馬のステーキ、羊のフリット、生ハム(豚)、チーズ、トマト、おかひじき、ルッコラ、そら豆、ひよこ豆、なんかの豆、それからパスタ、あと念願のセアダス!

セアダスはモッツァレラチーズの入ったパイみたいのにハチミツがたっぶりかかったスイーツでした。

ワインにあうーーー笑

あの、お店の内装なんかも最高なので是非行ってみてください。ほんと、素敵。


伯母は声明、白拍子、ディワン、竜笛なんかをやっている音楽家で、お察しの通り貧乏です。

真ん中の帽子かぶってるのが伯母です。

自分の未来を見ているようで勇気をもらえました。でも声明の方が古楽よりニッチだよね!そうだよね!

そして父はほんとに僕にそっくりで、しょうがないやつだなーと思いました。

自分がした話を「へーそうなんだ」みたいに聞いてるとことかそっくりです。

あと、僕が生まれる前に亡くなった祖父は、生前、他人が絶対にやってないことをやれ、が家訓だったそうです。

だから貧乏なんですよね笑

その血は間違いなく受け継がれていますから、祖父も草葉の陰でほくそ笑んでいることでしょう。

ほんと血は争えません。

僕がなんか言ったことに対して、二人が声を揃えて、「そう!」と言った時は笑いました。

大体僕が何か言っても、「そう?」と言われるのが普通ですから笑


えー21日の火曜は午前中、4月22日サリクスで使わせていただくリリスホールに打ち合わせに行ってきました。


ほんとびっくりするくらいゴージャスなホールでした。


壁が大理石で天井が超高い、客席の傾斜がかなり急角度で、後ろの方で聴いてもかなり上質な響きが聴けそうでした。

ホールのファンという方もいらっしゃるそうで、ホールに預けていたチケットは売り切れ寸前でした。たまげました笑

あと建物がデカイ!無駄スペースが多い!スケールが凄かったです。


都心からはちょーっと遠いですが、お近くの方はどうぞお越しください。お近くでない人もぜひお越しください。


その日の夜は国際音楽学会東京大会の企画のひとつ、Memento moriというタイトルで死にまつわるバロック以前の作品を集めた演奏会に足を運びました。

そう、グレゴリオ聖歌はやってませんでしたが、コンセプトがサリクスそっくりなのです。

おまけに今度演奏するガルス・ドレスラーという作曲家の作品も演奏するということで、外せない演奏会だったんです。

古楽科の先生や櫻田先生、そしてサリクスメンバーはじめ知り合いが多数出演していましたしね。


ふう、ようやく昨日です。

昨日は一日中サリクスの通低パート譜づくりと発送、そして解説を書いていました。

コーヒーいっぱい飲みました。

他に書くことはーーーーーーなし!よし!


はい!今日です!

今日は午前中解説の続きを書き、午後はサリクスのリハーサルでした。

今までやってきた成果が出てきた部分と、まだまだ全然出来てない部分と、両方ありました。ほんとに道のりは長いです。一朝一夕にはいきません。ネウマは一日にしてならず。すべての道はネウマに通ず。おお!ローマをネウマにしたらそれらしい格言が出来た!

ただひとつ言えるのは、今回のテノールはほんとに凄いです。マジでヨダレが出るほど上手いです。

バッハの”Lobet”に、Ewigkeitという言葉にロングトーンがあてられている部分があるのですが、ただ音伸ばしてるだけでにやにやしちゃうくらいいいです!ほんと!ありがたい。

チケットまだまだございますので是非お買い求めください。

私に直接言ってくださっても大丈夫です。


明日から広島でシグナスの練習です。みっちり合宿かっていうくらい歌います。アルトを。8月にまた録音する予定なので、そのための準備です。

自分のカウンターの声がCDになるとか震えますね・・・。テノールもまだなのに。笑

 

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Salicus Kammerchor第3回定期演奏会

『J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol. 3 〜詩編モテットと葬送モテット〜』

チケット発売中!

http://www.salicuskammerchor.com/concert

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Salicus Kammerchor主催第3回ワークショップ

参加者募集中!

http://www.salicuskammerchor.com/workshop

ご好評いただいておりますサリクスのワークショップです。毎回早い段階で応募上限に達しております。

お申込みはどうぞお早めにお願いいたします。

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新しい音階と礼拝の中のバッハ

今週末は二つのイベントがあります。

ひとつは土曜日、以前のブログでもお知らせいたしました、うちのおやじのイベントです。

image
将来音楽史の教科書に載るかもしれない画期的な試みです。
調性が崩壊したあとしばらく何も崩壊しませんでしたが、ここへ来てオクターブを12に分ける音階そのものが崩壊するかもしれません。

微分音のことを言っているのではありません。微分音は半音を何等分かにするというものですので、結局はこの12音からできた音階を離れるものではありません。

12音の音階を崩壊させるものとは何か?

それは、スイカだ!!!!

というわけで、これ以上は超難解なので、ぜひこのイベントに足を運んで、それはそれは詳細にレクチャーを受けてください(笑)。

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翌日曜日には、カンタータクラブの下谷夕礼拝公演があります。

これは毎年この時期に、上野の下谷教会で、夕礼拝の一部としてカンタータを一曲演奏させていただいているもので、今年はカンタータではなく、ミサ曲ロ短調よりグローリアを演奏いたします。

ご存じのとおり、バッハの作曲した教会カンタータは、毎日曜日の礼拝のために書かれ、演奏された音楽です。そして実は、ミサ曲ロ短調も、クリストフヴォルフによると、カンタータの代わりに(抜粋で)礼拝で使われた可能性があるそうで、そういった意味でも非常に興味深い試みと言えると思います。

無料の公演(演奏会ではないので公演というのもはばかれますが・・・)ですので、是非お気軽に足をお運びください!

イベント目白押し

演奏会シーズンが始まりましたねーー恐怖!

今週末は二つの本番があります。

10/9金曜日はヴォーカルアンサンブルカペラの定期公演です。

カペラは現在1月(成人の日)7月(海の日)10月(中旬)と3回定期公演を行っていますが、10月公演はジョスカンのモテット連続演奏をしており、今回はその2回目です。

カペラはジョスカンを中心レパートリーとし、すでにミサ曲は全曲演奏、全曲録音を終了しています。これ結構すごいことだと思うんですけどあんまり話題になってませんね(笑)。

録音は終わったもののリリースがまだだからですかね。はやくでないかなーー次のCDから僕も歌っています。

ミサを終えたカペラは次はモテットだということで始めたのが、ジョスカンのモテット連続演奏会です。
この演奏企画では、モテットだけでなく、世俗曲、シャンソンも演奏します。
どの曲もジョスカンの天才っぷりをこれでもかと見せつけるような逸品ばかりです。
ほんと、ジョスカンって天才ですよ。ほんと。素晴らしすぎ、感動的に天才。

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さて、カペラの定期公演の翌日、10月10日は、アガリアム合唱団主催のワークショップ&ライブに、講師として参加致します。

アガリアム合唱団とは、シンガーソングライターのアガサさんと、ヴォイスパフォーマーの徳久ウィリアムさんの作った合唱団で、世にも珍しい特殊発声を使った合唱をやっている団体です。

ウィリアムさんは僕の発声の師匠でもあるのですが、実は出会いは10年前に遡ります。
僕の伯母さんは実は音楽家で、そもそもは作曲家なのですが、現在は白拍子や声明や竜笛を活動の中心にしています。
櫻井真樹子ホームページ

その伯母が、私が広島大学に入学した時に、入学祝いに連れて行ってくれたのが、なんと、第1回東京デスメタルフェスティバル(笑)、そのイベントを伯母に紹介したのがウィリアムさんで、そこでウィリアムさんとは初めて会いました。

その時は自分が東京で音楽やることすら考えていなかったので、まさかウィリアムさんに発声を習うことになろうとは夢にも思いませんでした。

そんな縁でこの度、西洋のクラシックの合唱とはなんぞや、というワークショップの講師のお話をいただきまして、演奏もやってほしいということでしたので、その部分は、5月に立ち上げた合唱団「サリクスカンマーコア」で参加することとなりました。

前半は合唱の歴史ということで、時系列にそって、解説を交えながら演奏します。
後半はワークショップで、合唱の導入として、フォーブルドンやカノンを実践します。

こちらの企画は定員がありますので、興味のある方はお早めにご連絡ください。

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ところでこのアガリアム合唱団主催のワークショップ、11月の講師は伯母の櫻井真樹子です。
11/14(土)

『平安の歌謡入門 ~声明、白拍子』ライブ&ワークショップ

特別講師・出演:櫻井真樹子

イベントページ

そしてその伯母が作曲家として参加するイベントがコチラ

おや、もう一人櫻井という人がいますね。そう、うちの親父です。
ほんと、変な家族ですよね。
ただ手前味噌ですが、これは面白いですよ。
ほんとに素晴らしい楽器になりました。
この動画の灰野敬二さんの演奏は本当に素晴らしい!感動的!トリハダたちます!
ポリゴノーラの動画(演奏:灰野敬二)

このイベントはシンポジウムですので、非常に複雑なこの音階の理論を、がっちり説明してくれることでしょう。
音楽史が別の次元に進むかもしれない。

そんな予感をさせてくれる音階、楽器です。