サリクスCD編集

ここのところめっきりブログ更新が滞っております。

というのもブログアプリの調子が悪く、書いたブログが消えて絶望していたのと、


というところまで下書きに保存して10日以上放置するようなありさまで、サリクスのCD編集に追われておりました。

おかげさまで昨日でほぼ完成いたしました。

あとは発注用データを作って、ジャケットデザインを校正して発注です。

良くも悪くもライブCDのようなCDになったと思います。

多くの方に聴いていただけるように、これからディストリビュートの方をまたがんばっていきます。

それからクラウドファンディング特典の製作も着々と進んでいます。

ライブCDはまもなく発注、記念冊子も校正がほぼ終わりそう。メイキングショートムービーだけもうちょっとかかりそうです。何しろ作ってる人が録音エンジニアも兼ねておりますもので。。

そうそう。昨日最終仕上げの編集に伺いましたところ、新村氏から誕生日プレゼントをもらいました。

私あまりゲームはやらない方ですが、中学校の頃ゲームセンターにあったMETAL SLUGというゲームが好きで、よくやってたんです。(西条プラザで)

で、最近のゲームセンターというやつはアーケードゲームが全然なくて、あってもメタスラ置いてるとこなんかほとんど皆無なんです。

っていうような話をしてたらこれをくれました。メタスラ以外にも全部で40タイトルもネオジオのゲームが入ってるんです。

もう廃人まっしぐらですね。

テレビにもつなげるし、コントローラーつないだら2Pもできるので、うちに遊びにお越しの際には遊びましょう。


しばらく更新をさぼっていたので、お知らせしなければならないことが山ほどあるのですが、全部書くと日付をまたいでしまうので、ひとつだけ。

Ensemble Salicusの演奏会が12月19日にあります。

ずいぶん先のような気がしますが、すでにリハーサルは始まっています。

今回の企画は、
ミサ《ロム・アルメ》 〜種々の作曲家による〜
です。

ジョスカンの作品にミサ《ロム・アルメ》~種々の音高による~というのがあるんですが、これをもじりました。

ミサの各楽章ごとにそれぞれ別の作曲家のミサ曲から演奏します。

だいたい全て15世紀の間に作曲された作品で、かなり近い年代に作曲されたと考えられるものも複数ありますが、それぞれ驚くほど個性的です。

しかもどれもめちゃめちゃいい曲です。

なにしろ古今東西のミサ《ロム・アルメ》からのいいとこどりですから、それはそれは名曲選。我ながら素晴らしいプログラムだ!

そして個性的でありながらロム・アルメという一つの定旋律によって全体が統一されている。

つまり多様でありながら一貫性がある。なんて素晴らしいプログラムだ!(2回目)

先日の初回リハーサル、ひとまずすべてざっと歌ってみたのですが、とてもいい!これだけ自画自賛する櫻井も珍しい!笑

大森教会ひょっとするとひょっとして満員にならないとも限らないので、予約だけでも下記のリンクからお早めにどうぞ!

https://tiget.net/events/66378

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Salicus Kammerchor

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演奏会情報

次回演奏会は

12月19日のEnsemble Salicus第2回演奏会です!

https://www.salicuskammerchor.com/concert

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CD・DVD発売中!

第3回定期演奏会のライブDVD

をウェブ販売開始しました!

http://www.salicuskammerchor.com/goods

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サリクス通信

サリクスの最新情報や、ここでしか読めない特集記事を配信しています。

http://www.salicuskammerchor.com/mail-magazine-1

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櫻井元希へのお仕事・レッスンのご依頼ご相談、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

ヴォーカル・アンサンブル アラミレ 第12回演奏会|終演

ヴォーカル・アンサンブル アラミレ 第12回演奏会

一昨日、アラミレの演奏会が終演いたしました。
ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。

今年のアラミレはオケゲムのミサに取り組んでいました。

Missa “De plus en plus”、過去最高難易度との呼び声の高かった、昨年のラリューのロムアルメを凌ぐ難易度で、なんで毎年アラミレはこんなに難しい曲ばかり選曲するのかと悶えながら取り組んでいました。

オケゲムってこうカデンツ感が希薄(というより巧みにぼかされている)で、ホモフォニックになるところも少ないし、旋律が旋律になっていないとむにゃむにゃ〜っとした音楽に聴こえてしまいがちなんです。

だから個々人の旋律に対する理解が深まらないと曲にならない。
そこをクリアするのってほんとに難しい。
逆にそれができれば割と何でもできるんじゃないか。
そんな印象をおぼえました。

それから今回はグレゴリオ聖歌に例年以上に力を入れ、研一郎に何度もレッスンしてもらって、例年に比べかなり説得力のある演奏になったのではないかと思います。
そしてそれがポリフォニーの演奏にも生きていたと。そう思います。

グレゴリオ聖歌の抑揚、うねり、タイム感、伸縮、間、旋法感、これを身に着けることは、遠回りなようで意外と、歌を勉強する近道なんだと思うんですよね。


コエダイr合唱団練習会

昨日はコエダイr合唱団の練習会でした。

ブルガリアン・ヴォイスとオルティンドーとホーメイとテノーレスを練習しました。

ブルガリアン・ヴォイスは音域が難しいですね。やっぱりあの音域でないと密集の不協和音のビリビリ感が出にくいので、男性にとっては結構きついです。
音色としても結構母音ワイドで喉頭上げ目で声道短くするので、そういう意味でも女性の方がやりやすいんだろうなあと思います。

混声ブルガリアン・ヴォイス、混声テノーレスが体験できるのは世界広しといえどここだけかも?

その上昨日は久しぶりにオルティンドーも練習して、改めてその音色や装飾をとらえ直すことができて、収穫の多い日でした。

秋は演奏会シーズンで忙しいですが、こうしたインプットも欠かさずやっていきたいです。


Ensemble Salicusチケット発売開始

種々の作曲家によるロムアルメの演奏会のチケットが発売開始になりました。

今回も大森福興教会で、なかなか聴けないプログラムを演奏します。

絶対楽しいので聞きに来てください!

お申し込みはこちらから→https://tiget.net/events/66378


定期会員募集中!

Salicus Kammerchor定期会員、次期の募集が9月締切です。

まだ目標の半分にも達してません!アウチ!

皆様応援どうぞよろしくお願いいたします!

https://www.salicuskammerchor.com/support

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Salicus Kammerchor

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演奏会情報

次回演奏会は

12月19日のEnsemble Salicus第2回演奏会です!

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平成→令和

平成→令和

平成から令和へと元号が変わりましたね。

皆様どのようにお過ごしでしたでしょうか。

私は平成最後の夜、新小岩でサリクスのリハをやっていました。

そして令和最初の朝は、瑞江でサリクスのリハをやっていました。

記憶に残りやすいですね。

サリクス5年目の令和元年、節目の演奏会を迎えます。

モテット全曲ってほんとね。正気の沙汰ではないです。

5年も温めてきて、このザマかよって正直思わないこともないですが、やっぱりバッハは凄いです。

たった5年ではね。いや、たった5年でここまで来たんだから良しとしようと思います。もう終わったかのようなことを申しておりますが、演奏会は来週です。

何年か前に、友人のオルガン演奏を聴いてて思ったことなんですが、人間ってほんとにちっぽけで、音楽って人智を超えて巨大です。

それでもそこに向かって行かずにはいられない。
たぶんね、手を触れた瞬間に蒸発しますよ。じゅってね。

あれです。イカロス的な感じです。

この5年でクリアできたこと、そして次の5年に持ち越しになったもの、新たに生まれた課題。

ぜひ長い目で私たちの活動を見守っていただければと思います。

今年秋はEnsemble Salicusでミサ《ロム・アルメ》〜種々の作曲家による〜という演奏会をやります。〜種々の音高による〜というジョスカンのロム・アルメのパロディで、いろんな作曲家のミサ《ロム・アルメ》を演奏します。

来年春のSalicus Kammerchorはシュッツをやります。

秋にはカンタータをやります。

しばらくこのサイクルで行こうかと考えています。

春は定期公演としてシュッツ、秋はEnsemble Salicusとカンタータを交互に。


あ、そうそう、平成最後の日の昼間はカペラのリハーサルでした。

最近Facebookの3D写真にはまってます。面白いですよねえ。

カペラの演奏会もサリクスのすぐあとです。こちらもどうぞよろしくお願いいたします。


そして更に、楽しみな演奏会が続きます。

フランスで活躍されている高橋美千子さんと中野で飲んだくれながら構想したアンサンブルです。
はじめてのコンサートで、一体どういう感じになるか、予測不能で楽しみです笑。


更に更に、男声アンサンブル、Vocal emulsionの演奏会日時も決定しました。

こちらはまだまだ先ですが、楽しみです。

演奏動画も載っけておこう。

上記2つの団体についてはこちらにも書いているので、興味のあるかたはこちらもご覧ください→https://ux.nu/b50W5

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Salicus Kammerchor

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公演情報

次回は第5回定期演奏会

J. S. バッハのモテット全曲演奏会です!

http://www.salicuskammerchor.com/concert

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クラウドファンディングやってます!

J. S. バッハのモテット全曲演奏会に向けて皆様よりご支援を募ることとなりました。応援どうぞよろしくお願いいたします!

https://camp-fire.jp/projects/view/106446

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CD・DVD発売中!

Ensemble SalicusのレクチャーコンサートライブCD

昨年10月に開催されたLa Musica CollanaとのジョイントコンサートのライブCD

第2回定期演奏会のライブDVD

をウェブ販売しております!

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サリクス通信

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合唱団作ります!

Chor Eleusis

合唱団エレウシス

【団員募集!】

この度新しく合唱団を立ち上げることになりました。

バッハやヘンデルなど、主にバロック期の作品をレパートリーとする合唱団です。

ゆくゆくはメサイアやミサ曲ロ短調など大曲にも挑戦できるような合唱団を目指します。

2019年6月活動開始を目標に各パート団員を募集中です!

練習日時:毎週水曜日18:30-21:00

練習会場:江戸川区の公共施設

指導:櫻井元希

初回練習曲:

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ「イエス、我が喜び」 BWV 227

Johann Sebastian Bach “Jesu, meine Freude” BWV 227

団費:

4,000円/月(学生:3,000円、夫婦割:お二人で7,000円)

お申込み:

以下のフォームから、①お名前 ②パート ③電話番号 ④メールアドレス ⑤ご住所

をご記入の上お申し込みください。

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ラ・リューイヤーの締めくくり

ラ・リューイヤーの締めくくり

暑かったり寒かったり相変わらずわけわからん天気ですね。

私は今日まで何らかの形で花井先生と6日連続会っていてなんだかこそばゆいです笑

1日はcoclicoという茨城の花井先生指導のアンサンブルのリハーサルで水戸まで行ってきました。

この日は午後まで新宿で小林道夫先生のアカデミーでスタッフをしていたので結構な大移動でした。

コクリコは発表会2月10日の方でラ・リューのモテットを歌います。

2日は午前中アカデミー2日目のスタッフをしたあと古楽院でした。私は今年ルネサンス音楽入門の講座を担当しています。この講座は発表会2月11日の方でモテットを歌います。

3日はバッハカンタータアンサンブルのリハーサルで本八幡へ。船堀に引っ越したので本八幡まで各停でも10分で着きます笑。近い!バッハは今5月12日の演奏会(花井先生指揮)に向けてリハーサルをしています。秋にはまた私が指揮させてもらえることになりましたのでこれもまた楽しみです。

4日は計量記譜講座と計道会のレッスン。計量記譜講座は来期は火曜の午前になります。なかなか一般の方には難しい時間帯ですが、計量記譜の読み方をじっくり腰を落として学べる機会ですのでおすすめです。

計道会というのは、計歌会とFF古楽道場の合同チームで、3月10日に発表会をします。フルートやチェンバロ等の実力者が、なんと歌います!なかなか聴くことのできないその歌声!

https://www.facebook.com/events/332045097415502/

そして5日6日はカペラのリハーサル、今回は夏山美加恵さんと初めてご一緒します。昨日二人で祐天寺のキーマカレーをいただきましたが、広島の話、オランダの話、発声と音楽の話と沢山お話させていただけて嬉しかったです。

ということで1-6日まで2月に入ってから6日連続花井先生と一緒でした笑


さて、直近のフォンス・フローリス発表会についてです。

今回多くのグループが、昨年没後500年のメモリアルイヤーであった、ピエール・ド・ラリューを演奏します。

ラリューイヤーの締めくくりですね。ほんとに面白かった。

ということでツイッターで下記のようなアンケートをやってみたのですが、今の所圧倒的に3番目の選択肢を選ばれた方が多いです笑


何言ってんのかわかんない方はコチラをクリーック!

さて発表会についてですが、昨年までは古楽院もアンサンブルグループも1日で全部やっていました。演奏時間がマタイ超えの様相を呈してきましたため今年は2日にわけての発表会となります。


1日目はアンサンブルグループの発表会。

東京、大阪、長野、名古屋、茨城から花井先生指導のグループが集まりまるで古楽甲子園!

2020年は古楽オリンピック(謎)の年ですが、今年は古楽甲子園もあるんですねええ(しみじみ)

総勢80人くらいになるそうです。

第1部は4グループで手分けしてミサを全部。第2部はモテットのアラカルトです。

私は第2部に出場、アラミレでオケゲムを歌い、コクリコにも代打で出場させていただきます。

コクリコは(白)ラリューのモテットを歌います。


2日目は古楽院の発表会。こちらはなんと4部構成!

第1部はモテットアラカルト、第2部は晩課、第3部はミサ(前半)、そして最後にヴォーカル・アンサンブル カペラによる特別演奏としてミサの後半です。

私は第1部のルネサンス音楽入門の講座の皆さんと(黒)ラリューのモテットを歌い、最後のヴォーカル・アンサンブル カペラのセクションでは(白)ラリューのミサ「アヴェ・マリア」の後半と、(黒)ラリューのSalve Regina Iを演奏します。

この黒サルヴェが本当にすごい曲で、ほんと黒中の黒、真っ黒ラリューです。

これなんですけど、これつまり4声の曲なんですが、4声全てのパートがこの同じ楽譜を見ながら歌います。ようは4声のカノンです。

Discantusが最初にaの音で歌い始めたら4拍あとにAltusがdの音で歌い始めます、Tenorは16拍あとにDiscantusのオクターブ下のA音から、Bassusは20拍あとにAltusのオクターブ下のDから歌いなさいということなんですね。

それだけなら意外と大丈夫そうな気がしてくるんですが、実は話はそう単純ではありません。この時代の音楽では時々、書いてある音をそのまま歌うのではなく、前後関係や同時になっている音との関係を聞きながら適宜#や♭をつけて歌う「ムジカ・フィクタ」というものがあるのですが、これが4声全てに起こるわけですね。だから同じ楽譜を見ているんですが、このフィクタがそれぞれのパートによって異なるためもう脳味噌沸騰膨張爆発です。で間違えないように書き込んでいくわけですが、みんなクワイヤブックで同じ楽譜を見ながら歌っているので、その書き込みが誰に対する書き込みなのか瞬時に判断できなくてクラーッシュ!ってことがもうしょっちゅう起こるんです。

これを本当に書き込み無しでその場の判断だけで歌っていたと思われる当時の人々はほんとに凄い。

というのもこの曲を歌っていたと思われる人々というのは大半が作曲家兼歌手なんですよね。その中には昨年Ensemble Salicusで演奏したアレクサンダー・アグリコラなんかもいるわけですが、もう、「当然こうよね」みたいな感じで瞬時に判断していたんでしょうね。

こういうへんてこな曲もこうした作曲家同士の交流の中で面白がりながら作曲されていったのだろうと思うのですが、もう知的レベルの差がすさまじい。想像もできないレベルです。


というわけでラリュー盛りだくさんな2日間ですが、ラリュー以外の曲も演奏されます。グレゴリオ聖歌、オルガヌム、オケゲム、クレメンス・ノン・パパなど多種多様な音楽が演奏されますので、ぜひこの2日間は秋葉原で古楽漬けになってください。

そして来年は一緒に歌いましょう!


2月10日16:30開演「アンサンブルの部」

第1 部 聖アントニウスのミサMissa de Sancto Anthonio

グレゴリオ聖歌:聖アントニウスのミサ固有唱

Gregorian chant, Proprium missae de Sancto Anthonio

ピエール・ド・ラ・リュー 聖アントニウスのミサ

Pierre de la Rue (ca. 1460-1518), Missa de Sancto Anthonio

ソシイ・デ・ムジカ Socii de musica

 1. 入祭唱「義人の口は」Introitus: Os justi

 2. キリエ Kyrie ピエール・ド・ラ・リュー 聖アントニウスのミサより

 3. グロリア Gloria ピエール・ド・ラ・リュー 聖アントニウスのミサより

 4. 集梼 Collecta

 5. 使徒書朗読 Epistola

アンサンブル・アウィーナ ensemble Awinan

 6. 昇階唱「主よ、あなたはこの人に」 Graduale: Domine praevenisti

 7. アレルヤ唱「義人はなつめやしのよう」 Alleluia: Justus ut palma

 8. 福音書朗読 Evangelium

 9. クレド Credo ピエール・ド・ラ・リュー 聖アントニウスのミサより

カント・キアラ Canto chiara

 10. 序唱 Praefatio

 11.サンクトゥス Sanctus ピエール・ド・ラ・リュー 聖アントニウスのミサより

スコラ・ポリフォニカ 名古屋 Schola Polyphonica Nagoya

 12. 主の祈り Pater noster

 13. アニュス・デイ Agnus Dei ピエール・ド・ラ・リュー 聖アントニウスのミサより

 14. 拝領唱「忠実なしもべ」Communio: Fidelis servus

 15. 拝領後の祈り Postcommunio

ソシイ・デ・ムジカ アウィーナ カント・キアラ スコラ・ポリフォニカ 名古屋(合同)

 16. 閉祭唱 Ite missa

 17. ラ・リュー「めでたし 天の元后」Pierre de la Rue, “Ave regina caelorum”


第2 部 モテットの諸相

1. 中世女声アンサンブル ド・リーフデ De liefde

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン

「めでたし気高く栄光ある」「めでたしマリア」

ペロティヌス(「モンペリエ写本」より)

オルガヌム:アレルヤモテトゥス:人は話す/パリでは/新鮮なイチゴ!

2. ヴォーカル・アンサンブル アラミレ vocal ensemble Alamire

ジャン・ド・オケゲム「けがれなき神の御母」

3. ヴォーカル・アンサンブル・コクリコ

ピエール・ド・ラ・リュー「思いいたせ、イスラエルよ」

4. スコラ・ポリフォニカ 名古屋 Schola Polyphonica Nagoya

ピエール・ド・ラ・リュー「アブサロム、わたしの息子」

5. 東京古楽倶楽部

クレメンス・ノン・パパ

「わたしはシャロンのばら、野のゆり」

フランシスコ・ゲレーロ

「あなたの後をついて行かせてください」

「恋人よ、立って出ておいで」


2月11日13:30開演「古楽院の部」

第1部

1. 中世の音楽 アルス・アンティクァの音楽を歌う

モンペリエ写本より 「ああマリア、ダビデの血筋のおとめ/ああマリア、海の星/まことに」(3 声ダブルモテット)

ラス・ウエルガス写本より 「マリア、おとめの中のおとめ」(2 声プローザ)

フィレンツェ写本より 「清けき星」(3 声コンドゥクトゥス)

2. ルネサンス音楽入門

ピエール・ド・ラ・リュー 「アブサロム、わたしの息子よ」


第2 部 聖母お告げの祝日の晩課 Vesprae in Annuntiatione Beatae Mariae Virginis

グレゴリオ聖歌演奏法

ルネサンス音楽1

1. 「神よ、わたしを助けに」”Deus in adjutorium”

2. アンティフォナ「天使ガブリエルが遣わされた」/詩編110 編「主は言われた」

Antiphona: Missus est Gabriel Angelus/Psalmus 109: Dixit Dominus

3 アンティフォナ「めでたし マリア」/詩編113 編「主の僕らよ、賛美せよ」

Antiphona: Ave Maria/Psalmus 112: Laudate pueri

4. アンティフォナ「恐れることはない、マリア」/詩編122 編「わたしは喜んだ」

Antiphona: Ne timeas, Maria/Psalmus 121: Laetatus sum

5. アンティフォナ「主は彼にダビデの王座を」/詩編127 編「主が家を建てるのでなければ」

Antiphona: Dabit ei Dominus sedem David/Psalmus 126: Nisi Dominus

6. アンティフォナ「見よ、主のはしため」/詩編147 編「エルサレムよ、主をほめたたえよ」

Antiphona: Ecce ancilla Domini/Psalmus 147: Lauda Jerusalem

7. 小課 Capitulum

8. 賛歌「めでたし 海の星」よりHymnus: Ave maris stella

9 マニフィカトのアンティフォナ「天使ガブリエルは」/マニフィカト

Ad magnificat antiphona: Gabriel Angelus/Magnificat

ピエール・ド・ラ・リュー 第7 旋法のマニフィカト

Pierre de la Rue, Magnificat septimi toni

10. 祈祷、終了唱 Oratio/Benedicamus

11. 「サルヴェ・レジーナ(めでたし 元后)」”Salve Regina”


第3 部 聖母お告げの祝日のミサ

グレゴリオ聖歌入門

ルネサンス音楽2

Missa de Annuntiatione Beatae Mariae Virginis

グレゴリオ聖歌 聖母のお告げの祝日ミサ固有唱

Gregorian chant, Proprium missae de Annuntiatione

ピエール・ド・ラ・リュー ミサ《アヴェ・マリア》

Pierre de la Rue, Missa Ave Maria

1. 入祭唱「あなたの御顔を」Introitus: Vultum tuum

2. キリエ ~ピエール・ド・ラ・リュー ミサ《アヴェ・マリア》よりKyrie

3. グロリア ~ピエール・ド・ラ・リュー ミサ《アヴェ・マリア》よりGloria

4. 昇階唱「恵みが注がれ」Graduale: Diffusa est gratia

5. アレルヤ唱「めでたし、マリア」Alleluia: Ave Maria


**ヴォーカル・アンサンブル カペラによる特別演奏**

(「聖母のお告げの祝日ミサ」の続き)

6. 奉納唱「めでたし、マリア」Offertorium: Ave Maria

7. 叙唱 Praefatio

8. サンクトゥス ~ピエール・ド・ラ・リュー ミサ《アヴェ・マリア》よりSanctus

9. 主の祈り Pater noster

10. アニュス・デイ ~ピエール・ド・ラ・リュー ミサ《アヴェ・マリア》よりAgnus dei

11. 拝領唱「見よ、おとめが身ごもって」Communio: Ecce virgo consipiet

12. 拝領後の祈り Postcommunio

13. 閉祭唱 Ite missa

14. ピエール・ド・ラ・リュー「サルヴェ・レジーナ(めでたし 元后)」1 番 “Salve Regina” I

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Salicus Kammerchor

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公演情報

次回は第5回定期演奏会

J. S. バッハのモテット全曲演奏会です!

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羽生善治九段

先週将棋界を揺るがす大事件がありましたね。

竜王戦七番勝負最終局、広瀬当時八段が勝ち、その瞬間羽生善治が27年ぶりに無冠になりました。

羽生さんて私が生まれる前(1985年)からプロ棋士で、私が5歳の時から何かしらのタイトルを持ってて私が32になるまでそれを保持し続けてたんですよね。

このことを何か他のことで喩えられないかと考えたんですが、無理でした。比類ない偉業というのは他の何かに喩えようもないほど凄い。

羽生善治九段、爆誕。

将棋関係者、ファンは絶句です。誰も何も言えない。ほんとに静かでした。

正直私も何を言っていいか全くわからない。まさかこんな日が来るなんて。


羽生さんの凄いところはね。勝ち負けを超えたところで将棋を指しているところなんです。

天文学的な指し手のバリエーションからたったひとつの手を、どちらかが投了するまで選択し続ける。そこに宇宙の真理みたいなものを見出そうとしてる。

僕にはそう見えます。

今回の竜王戦七番勝負もですね、4局目まで角換わりという同じ戦型が選択され、羽生さんは2連勝のあと2連敗しました。

このまま角換わりのシリーズになるのかと思いきや第5局で先手番の羽生さんが矢倉を選択、勝ったところまでは良かった。

問題は第6局でした。

後手番の羽生さんが横歩取りに誘導、近年横歩取りは、後手番が誘導する作戦なのに、後手番の勝率がかなり悪く、採用率が激減しています。

羽生さんは中でも勝率の悪い前例を辿ります。

先手の広瀬さんは、前例通り行けば先手がいいということがわかっているので、その通り指します。

結果羽生さんは二日目の12:07に投了を告げました。

衝撃です。二日制のタイトル戦がこんな時間に終わったのを私は見たことがありません。

持ち時間8時間のうち2時間以上を残しての投了でした。

タイトル戦で、しかも勝てば防衛が決まる大一番です。負けるとわかっていながら負けたように見えました。

本当に不思議なんですが、これが羽生善治なんだと思いました。自分の方が悪くなるとわかってる形に自分から持ち込む、その先に何かあるような気がしたんだと思います。

指してみたくなっちゃった。

その好奇心がこの大一番で勝負を超えた。

将棋には「正しい手」と「指したい手」というのがあって、AIには後者がありません。

人間同士の勝負には、これがあるから面白いんだと思います。

正しいかどうかじゃない、指したいから指すんだ。

羽生さんの指し手はそう言ってるような気がするんです。

涙が出てきたのでこのくらいにしておきます。


さて、年末恒例カペラの集中リハが終了しました。

今回演奏するのはビュノワのミサ「ロム・アルメ」

凄いです。

先日演奏したアレクサンダー・アグリコラとも共通点を沢山感じます。アグリコラはオケゲムの影響が強いという話でしたが、どちらかというとビュノワの影響のほうが強いのではないかと思う今日このごろです。

とにかくメンスーラが複雑で、楽譜を読み解くだけでも相当難しいです。

凄い変わってます。変わったものが好きな方にはぜひともおすすめします。

花井先生による解説が期間限定でアップされているのでぜひご覧ください。

https://fonsfloris.blogspot.com/2018/12/1.html

それで、来年のEnsemble Salicusではミサ「ロム・アルメ」特集をやろうかと思っています。

この旋律は当時のヨーロッパで爆発的大流行していて、40以上のミサ曲が作られました。

ジョスカンにも2曲この旋律を定旋律としたミサがあるのですが、そのうちのひとつが、

ミサ「ロム・アルメ」種々の音高による

です。

これはロム・アルメの旋律を楽章ごとに高さを変えて用いているので「種々の音高による」というタイトルを持っています。

これにかけて、演奏会タイトルを

ミサ「ロム・アルメ」種々の作曲家による

にしようと思います。

40曲以上あるミサ「ロム・アルメ」から楽章ごとに選りすぐりの5曲を選曲します。

ビュノワ、ジョスカン、ラリュー、オケゲムはやろうと思ってますが、あと一人、リクエストがあったらコメントでお願いします笑。

最近自立式自撮り棒を買いまして、それでリハを撮影してみました。

これBluetoothのリモコンで歌いながらシャッターを切っています。

撮影者がいなくても歌ってる写真が撮れる!画期的!

 

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Salicus Kammerchor

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公演情報

次回は第5回定期演奏会

J. S. バッハのモテット全曲演奏会です!

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